シャルモGTX
あまりに感動したので、別に書くことがあるにもかかわらず、先に書いておこう。
筆者はあの過酷な :p 北日高縦走で軽い靴擦れを起こした。手持ちの縦走・冬期用の重登山靴は、GOROのC-06で、筆者の踵の形状(異様に飛び出している)に合わせて踵部を張り直ししている。これでかなり改善したのだが、中敷きを入れて歩いたのがやはりいけなかったようで(中敷きを入れると踵の高さが上がるため、張り直しした靴の踵部よりも足の踵が上に来てしまう)縦走最終日には水膨れこそできなかったまでも、かなり歩行に差し支える状態となってしまった。中敷きを入れないと厚手の靴下を二枚履いても靴の中で足が動くので、もう少し調整が必要なのだろう。
そこで、前からどうしようかと思っていた、近ごろの雪山対応登山靴の購入を考えることにした。候補になるのは、
・軽量である
・アイゼン対応
・踵部が柔らかいこと
の条件を満たしそうな、いわゆる「ライトマウンテンシューズ」というカテゴリーのものである。軽量だから「重」登山靴ではないけれども、2000m級の冬山OKというものだ。どうして厳冬期北アルプスがだめかというと、軽量化のために保温材が入っていないからである。
このカテゴリーに属する靴で、日本で容易に入手可能なもの(登山靴はバイクパーツのように海外通販を利用するわけにはいかない。なぜなら絶対に試着が必要だからである)は、次のようなものになる。
・LOWA(ドイツ) バイオレGTX(780g/UK8.0)
・HANWAG(ドイツ) クラックセーフティGTX(760g/UK7.0)
・GARMONT(イタリア) タワーGTX(820g/UK8.0)
エメリーGTX(770g/UK8.0)
(バイオレやクラックセーフティの同等モデルと思われるベッタ・プラス(615g/UK8.0)は、日本ではまだ手に入らないようだ)
・SCARPA(イタリア) シャルモGTX(720g/#42)
・SPORTIVA(イタリア) トランゴS EVO GTX(625g)
で、都内で登山靴の在庫がもっとも豊富と思われるさかいやスポーツのシューズ館で試着してみた。
まず、スポルティバ。置いてあったのは720gと表記されていた(ような気がする)から、旧モデルなのか? これはサイズがなかった。一週間程度で取り寄せができるということだが。
ハンワグは前に一度履いて合わなかったことを知っているので、ローバーのバイオレを。これは履いた瞬間に合わないことがわかった。足先が当たるのである。
次、スカルパのシャルモGTX。これはびっくりした。靴擦れしているはずの踵に当たる気配がまったくなく、ふつうに歩けるのである。製品自体が優れていることもあろうが、筆者の足型にぴったりはまった感じである。
これで決まり! と思ったが、念のためガルモントも試してみる。やはりスカルパほどのフィット感はない。しかし総じて筆者の足にはドイツ系の靴は合わないようである。
というわけでスカルパで決まり。まさか靴擦れしている足で靴合わせができるとは思っていなかった。帰りもこれを履いて帰ってきたが、まったく痛みを感じない。ソールの剛性の高い岩綾・雪渓向きシューズでありながら、着地したときの柔らかさは重登山靴の比ではない。EVAのミッドソールが効いているのか? 最近のライトマウンテンシューズというのは、本当によくできているようだ。競争も激しいようで、たぶんかなり需要があるのだろう。
しかし、こうやって並べてみると、スポルティバのトランゴS EVO GTXとガルモントのベッタ・プラスの軽さは際立っている。いずれこっちも欲しくなってしまうかも。。。





