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反グローバリズム

 昨日は仕事をいろいろ押し付けられて不快だった。その反動というわけでもないが、なにもジュディス・バトラーまで買わなくてもよかったかもしれない。

昨日の購入
 J.バトラー「触発する言葉」 岩波書店
 国木田独歩「欺かざるの記」 講談社文芸文庫
吉田裕「日本人の戦争観」
 前田愛「近代読者の成立」
 小関智弘「大森界隈職人往来」
 大塚久雄「欧州経済史」 以上岩波現代文庫
 A.ソルジェニーツィン「仔牛が樫の木に角突いた」「一九一四年八月」「チューリヒのレーニン」
  以上新潮社

昨日の読了
 佐伯啓思「ケインズの予言」 PHP新書 B

 これは昨日書いた「アダム・スミスの誤算」の続きであり、ここでの主張は「アダム・スミスもケインズもグローバリズムに全面的に賛同したわけではなく、むしろそれにより失われるもの=国内経済の安定性を危惧していた」というもの。その読みが正しいかどうかは原著に当たらねばなるまい。
 モノやヒトの移動という点のグローバリゼーションと、金融グローバリゼーションを分けて考えることはよい発想だと思う。そして、金融グローバリゼーションは一国内の経済を不安定化させ、着実な産業への投資を疎外するという議論にも全面的に賛同できる。ただ、それを防ぐ解決策として、佐伯氏は「伝統的なものへの回帰」という保守主義をなかば戦略的に提唱するのだが、この部分についてはさらに検討する余地があると思われる。佐伯氏は小林よしのりや西尾幹二のような単純なナショナリストとは区別して考えねばならない重要な論者だと考える。

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2005年12月18日 08:07に投稿されたエントリーのページです。

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