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戦後占領史

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 予告しておきますが、こちらの更新は一週間程度お休みとなります。明日はまた記事を書くかもしれませんが、現在のところ閉鎖の予定は考えておりません。七月一日くらいに復活の予定です。以上ご了承ください。

昨日の読了
 竹前栄治「占領戦後史」岩波現代文庫 A

 岩波現代文庫は、文庫とは性質がちがっている。文庫は過去の古典を扱うのに対し、現代文庫は文字通り、主に戦後に発刊された図書の復刊がおおい。値段は若干高めだが、紙質(おそらく中性紙を使っているのではなかろうか)や印刷品質もよく、値段だけの価値がある内容も多い。「新書」と比べても、内容はこちらがぐんと上だろう。なので、筆者はもう岩波新書をあまり読まなくなってしまっている。

 戦後占領史の第一人者、竹前氏の代表的著作の復刻である。この時代に興味がある方にとっては、五百旗頭真氏の著作と並んで第一級の価値を持つものだ。
 この本を読んで思うのは、仮に、日本とアメリカが逆の立場だったらどうなっていたのか、つまり、万が一、日本がワシントンを占領してしまったとしたら・・・
 GHQの面々は、ただの軍人ではなく、多くは大学の教官だったり、官僚として広くキャリアを積んできたり、当時としてはアメリカでも一級の知識人であり、日本についての知識もそれなりにある人々であった。詳細な日本統治計画を作るためには、文字通り国の力を結集する必要がある。当時の日本には、そもそもアメリカを統治できる力も能力もなかったと想像せざるを得ない。本書をお読みになるかたは、そういう仮定のもとに読み進めると面白いと思われる。

 筆者にとっての衝撃の記述は、教育に関する改革の青写真である。当時のGHQが進めようとした教育改革は、アメリカでさえ行っていなかった、破天荒なものであった。それは、

「教育を担当する部門を、司法・行政・立法なみに、他の権力機関から独立したものとする」

 というものだ。これがどれだけ大胆で、かつ秀逸な改革案であるか、想像できるだろうか。

 もしこれが実現していたら、今ごろは文字通り、日本は世界一の(って、どういう意味かわからないけれども)国家になっていたかもしれない。とても残念だ。。

>山村さん

 「GHQは素人集団ではなかった」というのはある程度認知されている(特に、ニューディーラーがかなり混じっていて、理想主義的な思想を抱くひとが多かった)ことは認知されていると思うけれども、「教育改革」の青写真についてはこの本にしか触れてないように思いました。

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コメント (2)

スイスの山村:

そ。知らなかった?

スイスの山村:

もっとも、僕も、現場でどうだったかは知っていたけど、その背景までは、それほど良くしらなかったけどね。

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2006年06月22日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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