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閉塞感

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 久しぶりに池袋のリブロへ行った。ここは西武のポイントがたまるのと、各種商品券が使用できるので使っているわけだが、計算すると交通費の方がポイントよりも高くつく。しかも、最近はほとんど図書券でしか本を購入していないので、本来は八重洲ブックセンターでも神田三省堂でもいいはずなのだが、ついここを使ってしまう。なお、ここの強みは、よく利用する三階の人文・社会系図書の品揃えのよさである。社会科学系は都内でも一、二を争うだろう。
 回ってみるが、購入意欲がいまひとつ出ない。単に気分が塞いでいるからだろうか? それもあるだろうが、おそらく原因は、「書物の力」に懐疑的になってきているためである。ハーバーマスのように、民主主義を絶対視して、理想的な討論の中に政治のあるべき姿を見い出す、というのは、イデアとしてはあるだろうが、それよりもトクヴィルのような民主主義に対する懐疑的な姿勢の方が、現代日本には合っているような気がする。言論でも暴力でも世界が変わらないとすれば、なるようにしかならない生活を日々送っていくしかない。
 ドラマティックな社会の変革を望んでいるわけではないが、社会をよりよい方向へ変えるためには世論形成が必要であり、その世論形成の前提としては、情報の透明性が重要であり、その情報を分析して社会を認識するためのツールとして、さまざまな概念---例えば、フーコーの「権力」とか、ネグリの「生政治」とか、ブルデューの「社会資本」とか---を知って置いた方がよく、そのための手段として書物は役に立つ、という古典的な教養主義は、もう機能していないのではないか。そういう諦念がある。

昨日の購入
 エドワード・サイード「故国喪失についての省察1」みすず書房
 上野成利「思考のフロンティア 暴力」
 「一冊でわかる ギリシャ・ローマの戦争」
 網野善彦「『忘れられた日本人』を読む」以上岩波書店
 加藤哲郎「国境を超えるユートピア」平凡社ライブラリー
 山口定「ファシズム」岩波現代文庫
 三島由紀夫「三島由紀夫文学論集1」講談社文芸文庫
 「宮沢賢治全集6,8」ちくま文庫

 カフカの全集を買ってくるのをうっかりした。

昨日の読了
 スタンダール「パルムの僧院(上)」岩波文庫

>山村さん

同じ本を二回は買ってないはずだけど、ヘンなこと書いたかしら??

>しばらく、買うこと自体を控えるんでなかったん?

あ、それは古本。図書券で新刊を買うぶんにはいいのです。

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コメント (2)

michiaki01:

え、また買ってんの?(笑)

michiaki01:

しばらく、買うこと自体を控えるんでなかったん?(笑)

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2006年04月15日 00:00に投稿されたエントリーのページです。

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