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巨悪は摘発されない

 ライブドア事件に関して。

 この事件の「真相」には、筆者はあまり興味はない。筆者の関心は、同じような悪事を行っていながら摘発されない人間(団体)はほかにもいるのに、どうしてライブドアがターゲットになったか、ということだ。
 特捜が動いたということは、これが「国策捜査」(佐藤優)であることを示唆している。つまり、ライブドアはある「シンボル」として標的になってしまった、ということだ。これは、新自由主義政策の行き過ぎを抑えるために見せしめになった、と見るのが社会学的には正しいように思われる。
 検察の真の狙いは、有名な某ファンドだったと思われるのだが、その某ファンドが助かって、ライブドアが捕まったのはどこに差があるのだろうか。ひとつは、某ファンドの総帥のほうが、堀江氏よりも賢かったということ。つまり、起訴する口実を与えるような、あきらかな悪事を行っていなかった、ということだろう。もうひとつは、こちらのほうがより重要だと思われるのだが、組織維持のための工作の深さに差があった、ということだと考える。ここまで組織が大きくなれば、何らかのかたちで与党や政府、そして行政を支える司法システムに結びつかざるを得ないが(暴力団も社会のシステムのひとつと言えないこともない)、その「深度」が堀江氏においては浅く、某ファンド総帥においては深かった、ということではないか、と考える。つまり、堀江氏の読みの浅さは、現自民党執行部とさえ結びついていれば安泰、というところにあったのではないだろうか。おそらく某ファンドのほうは、非主流派、野党、そして官僚や司法の方にもコネクションを持っているのだろう。そして、強い結びつきのゆえに、「巨大すぎて、悪すぎて潰せない」ような存在を目指しているのではないか、と考えられる。
 筆者がこう考える理由は、すでに日本にはよい「お手本」が存在するからである。それは、某巨大宗教団体だ。政党をつくり、法曹界に人材を数多く送り込む、という手法で、巨大な資金の不透明な運用(これはいろいろなところから何度も指摘されている)その他の「巨悪」を、摘発不可能なものとして守っているといわれている。
 残念なことだが、この手法があまりにも成功したために、これを見習ってマフィアのような団体が、摘発不可能なかたちでいくつも日本に残ってしまっているのは事実だと思われる。
 では、この手法のオリジナルはどこなのだろうか。筆者の想像では、S川R一氏やK玉Y誉志夫氏ではないだろうか。そしてそれに最初にならったのがかずかずの暴力団かもしれない。

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2006年01月29日 12:36に投稿されたエントリーのページです。

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