
適当な項目がないために「時事」につっこんだが、全然世相の話ではない。デジカメの話だ。
購入したRICOHのGR digitalだが、使っていくうちにとてつもなくマニアックな機種であることに気づいた。そう、これは一眼レフを持っているひとが二台目として選ぶのによい機種なのである。カメラの素人が第一に購入すべきものではなかったのだ。
その理由は、本機種が単焦点の広角レンズを搭載していることによる。つまり、ズームができないのだ。今日、港区役所の赤坂支所から新宿の高層ビルを狙って撮ってみようと思ったのだが、カメラを構えてみて愕然とした。そう、肉眼で見えているよりも遙か遠くにしか写らないのだ。それは当たり前だ。何せ広角レンズなんだもん。
このデジカメ、800万画素あって、さらに小型デジカメとしては珍しいRaw format(RNG)での記録ができる。つまり、撮影時のカメラの設定が適切でなくても、現像ソフトで補正が利いてしまうという利点もある。
しかし、今までフルオートの撮影しか経験のない筆者にとっては、このデジカメのかずかずのパラメータを利用するのは難しいようにも思えた。付録で付いてきた「GR DIGITAL パーフェクトガイド」(ソフトバンク)を読んでいて、ようやくわかってきた。ようは、このカメラで必要なのは基本的には露出の設定だけ。そして露出は絞りとシャッタースピードで決まる。通常は絞りさえ決めればシャッタースピードは自動的に決まるから、あとは絞り(F値)とは何か、ということが理解できさえすればよい。
絞りとは要するに眼を細めることである(ホントか?)。眼を細めるとレンズの外側を使わないことになる(のかな?)ので、光の分布は均等になるのだが、反面暗くなる。なのでシャッタースピードを遅くして、露光時間をながくする必要がある。
で、シャッタースピードをあまり遅くすると、手ぶれが発生する。さいきんは手ぶれ防止装置がついているのがデジカメのはやりらしいのだが、これにはなぜか搭載されていない(下位機種にはあるのに)。そこで登場するのが感度(ISO)である。つまり、感度を上げればシャッタースピードを早くできる。しかし、ノイズが増える(当然ですな)。つまり、感度と画質はトレードオフの関係にある、とな。
ということで、同じ建物をちがうF値で撮ったものを載せてみる。左はF=2.4、右はF=9である。ふたつの画像の違いがおわかりだろうか? ここまで圧縮してしまうと、筆者にはよくわからない。ちなみに左でゴミのように見えている二つの黒い物体は鳥である。