ライブドアの事件の影響で、東証が一時的に取引を停止した由。
それとは関連のある話ではないが、タイ・バーツ危機や南米のデフォルトなどに関連して、以前から思っていることがある。それは、グローバル経済における、異なる通貨間での為替の存在だ。筆者の理解では、金融の自由化は理論的には世界経済の発展に寄与するはず(投資が行われるから)なのだが、それが地域経済の不安定化に繋がっているのは、為替を利用した投機的な取引がその大きな部分を占めて、じっさいの経済成長によってキャピタルゲインが得られる長期投資に結びつかない、ということだ。
では、それを回避しつつ、投機的でない投資がなされるにはどうすればいいのか。これはひとつの思考実験であるので、実現可能性は問わない。筆者のかんがえでは、地域通貨がなくなって、世界通貨というかたちで一元化され、為替レートの変動が消失すれば、グローバリゼーションの弊害はなくなるのではないか、ということだ。つまり、現行の投機は、為替差益の存在が前提とされているからだ。
ユーロが導入された際に、数年で失敗に終わるだろう、と予測する識者がかなりいた。つまり、地域間の経済格差は通貨の一元化を耐え難いものにするだろう、というものである。現実には、ユーロ経済圏には多少の(おおきな?)混乱はあるものの、世界の基軸通貨のひとつとしてのユーロの地位をうたがうひとはもういないだろう。
是非、経済学者でも、アナリストでもいいのだけれど、世界通貨に統一された場合のグローバリゼーションにつき、見通しを述べていただきたいものだ、とおもう。