
北朝鮮の偽ドル、マネー・ロンダリング、麻薬不法輸出などに対する米国をはじめとする各国の制裁処置と、六カ国協議が話題になっている。
この際、アメリカの態度の軟化についてはコメントを控えるが、かわりに、竹内好が指摘していた、日本の軍部の「悪行」について触れておこう。
何と、1920~30年代の、世界の不法麻薬の九割は、日本によって輸出されていたものだという! もちろん、対中戦争を継続するための資金源の獲得、のためである。
百年前にイギリスが行ったことを、日本がマネをし、そしてそこから半世紀あまりを経て、北朝鮮がその衣鉢を継いでいる。おそらく、北朝鮮の麻薬密輸の生産地は北朝鮮国内であり、それはかつて日本が麻薬生産のために利用していた地域と重なる。つまり、今の北朝鮮の不法行為に、われわれも全く無関係とは言えない、ことは認識しておいてもよいだろう。
だからといって、すぐに何が変わるわけではないけれども。