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新宗教

 友人から「GR digitalの画質はそんなにいいの?」という質問を受けたので、サンプルを載せておきます。ただし、半分のサイズに圧縮してあるので、若干細部は潰れているかも。

ここ

昨日の読了
 村上重良「新宗教」岩波現代文庫 B

 幕末から現代に至る主要な新宗教についてのパースペクティブが得られる好著。天理教、金光教から始まり、創価学会に終わる。
 本書はさまざまな雑誌へ寄稿された論文のアンソロジーであり、若干の重複を含むが、さほど気になるほどではない。むしろ気になる部分は、著者の新宗教に対する評価である。著者は、新宗教を、権力に抗して個人の尊厳と自由を守る存在であるかどうか、という一点から評価しているように思われる。そのために、戦後に残った新宗教のうち、大多数が政治的に右寄りの立場を取っているために、それらの新宗教に対する評価は概して辛い。また、創価学会批判の舌鋒は鋭いが、ひとえにそれが「反共」であるかどうか、というところに集中しているように見えるために、本来の批判の根拠であるところの、創価学会の教義は「田中智学の国家主義的思想」を換骨奪胎したものだ、というところが、見えにくくなっている。

 これらの点に対しては、巻末に付けられた島薗進氏の「この著作からはどうして新宗教がかくもたくさんの信者を惹きつけたのかが見えにくい」という評言が的を得ているように思われる。著者の立脚する史的唯物論という立場を忠実に守っているところが、本書の価値を損なっているように、筆者にも感じられる。そこが残念。

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2007年03月30日 14:42に投稿されたエントリーのページです。

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