
例の300万のaccuphaseに勝ったとされる9800円のデジタルアンプである。化学物質過敏症になってBOSEの新スピーカーを断念してから、こちらにつないでみた。DVDプレイヤーの上に鎮座している小さいのがそれである。
その前はSANSUIの80,000円くらいのふつうのアンプである。もう十年くらい経つが、ご存じのとおりアンプは技術的に完成しているため、十年前のアンプでも最新のものに比べて、CDプレイヤーのようには遜色があるわけではない。
鳴らしてみた。RSDA202の圧勝である。20Wもあればスピーカーは十分に駆動できるし、音場の広がり感が素晴らしい。筆者がこういうときにオーディオチェック用に愛用しているのは、この演奏である。6曲目の「You Look Good To Me」において、Ray Brownのベースがきちんと再生できるかどうかが要だと言われているが、このデジタルアンプは違った。もちろんわれらがRay Brownは圧倒的な存在感を誇るが、今までキンキン聞こえていたOscar Petersonのピアノがきちんと奥行きを持って聞こえるのだ。
このRSDA202よりも、カマデンのキット(2041である)のほうが音がよいらしいから、300万のアキュフェーズよりもグレードが低いアンプをお持ちの諸兄は、いちど試してみてもいいのではないか。どーせ1万円ちょっとの出費だし。
本日の購入
「日本の百年7 アジア解放の夢」ちくま学芸文庫
「イザベラ・バードの日本紀行(上)」講談社学術文庫
「未来派左翼(上)」アントニオ・ネグリ NHKブックス
「一冊でわかる フーコー」
「一冊でわかる 科学哲学」以上岩波書店
「壊れゆく医師たち」岩波ブックレット
「現代思想 3月号 患者学 - 生存の技法」
いったい、NHKブックスはどうしてしまったのだろうか。たしかに、「マルチチュード」以来(正確には、以文社の「帝国」の翻訳以来)ネグリが脚光を浴びているのはたしかのだろうけれども。
それより、どこかでグラムシの「獄中ノート」の全訳(抜粋でもいいけど・・・)を出してくれないだろうか。今は、古本屋で昔のものが入手できるくらいである(みすずと平凡社から抄訳とも言えないくらいのものが出ているけれども)。
まあ、出ても買うかどうかはわからないけどね。