« 冒険 | メイン | 追悼山行 »

リベンジ

 先日、とっても恥ずかしい理由で(詳細は書けません)山登りを断念したので、きょうはリベンジしてきた。上落合橋から八丁峠に出て、八丁尾根を両神山まで縦走、その後すぐに大峠・白井差峠への分岐(ロープが張ってある)から、さらに西側へ下山するルート(ここにも立ち入り禁止のロープがある)へ下山。何がびっくりしたって、八丁尾根の東岳の山頂にたくさんの人が! ここはバリエーションルートといってもよい岩稜・鎖場の連続する場所なのだが、どうしてそんな場所に還暦を過ぎたような高齢者がたくさんいるのだろうか・・・・・おまけに中双里バス停から延々五時間かかるはずの大峠ルート(梵天尾根)にも多数の登山者が! さすが百名山、恐れ入りました・・・・・

先日の購入

 シュレーディンガー「生命とは何か」岩波文庫
 「日本の百年8 果てしなき戦線」
 カール・シュミット「パルチザンの理論」
 大岡昇平「小説家夏目漱石」以上ちくま学芸文庫
 花田清輝「復興期の精神」
 森敦「酩酊船」以上講談社文芸文庫

 シュミットの「パルチザンの理論」、古本で持っているけれども、復刊に際して買い直した。

先日の読了

 「現代思想誌四月号 アントニオ・ネグリ」青土社
 大澤真幸「不可能性の時代」岩波新書 B

 「現代思想」を読んで最も参考になったのは、ネグリの入国拒否をした国は世界中にふたつしかないという事実を知ったこと。そして日本以外のもう一国とは、いわずもがなの国である。日本の外務省は、そのもう一国からの指示を忠実に守ったか、機嫌を取ろうとして右へ倣えした可能性が高い。何度も同じことを言うが、「国の誇り」がそんなに大事ならば、過去の悪事を隠ぺいしたり正当化したりするのはやめて、独立国になることからはじめるべきだろう。
 というか、それができないトラウマが、「南京大虐殺はなかった」とか「沖縄の一般住民の集団自決に日本軍は関係していない」といった、見当違いの方向へ転じている隠れた(公然の?)理由なのだろうけど。

 大澤のこの本は、極力彼の得意な弁証法と逆説を抑えて書いてある。どこかで筆者の書評でも読んだのだろうか(笑)。内容は、さまざまな雑誌に発表したものの加筆が中心で、一貫した話の流れを欠くところもある。
 内容的に注目されるのは、以前に書いたバラバシ「ネットワーク理論」のなかでも触れられていた「すべてのアメリカ人は友だちの友だちというかたちで五人以内で繋がっている」という議論を紹介し、そこから、利益・圧力団体によらない新たな共同体の可能性を示唆しているところである。
 しかし、筆者がおもうに、日本において、友人の友人という繋がりを通して成立した巨大な悪い実例があるのではないか。大澤の議論は、それを知ってか知らずか触れずに通しているように、筆者には思われた。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://out-of-date.info/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1113

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2008年05月17日 21:56に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「冒険」です。

次の投稿は「追悼山行」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。