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09/06/28

 天人峡温泉を四時過ぎに出発。本日の行程は一日がかりである。本来、ここは下山コースとして使うのがふつうであり、登山コースとして使うことはあまりないはずである。最初は切り立った崖の部分200mの直登である。猛烈な勢いで蚊やらブヨやらが襲ってきて、たちまち頭皮の中や顔面をも含めて火だるまとなってしまう。虫除けやらユーカリオイルやらを塗りたくり、何とか撃退する。919mの滝見台から対岸の羽衣の滝を撮影。ここは日本の滝100選にも選ばれていて、遠く大雪山の主峰、旭岳が望見できる場所である。しかしこの虫の多さには本当に閉口である。

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 ここからは大雪山特有の緩い地形である。主稜の尾根に辿り着くまでは、緩い雑木林の尾根を進んでゆく。やがて、忠別川や旭岳の景観から別れて、右へカーブしてゆくあたりから広々とした草原が広がってゆく。第一公園と呼ばれる湿原である。

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 ここから沢沿いに南下してゆくと、第二公園と呼ばれる平原を経て、次第に傾斜を上げてゆく。前方には緩やかそうな丘陵が見えるが、もう標高は1500mを越えているため、立派な山である。1600mを越えると傾斜ははっきりきつくなり、雪渓が見えてくる。アイゼンは念のため持っては来ているが、雪質も柔らかく、登山靴で歩行可能である。小化雲岳(ぽんかうんだけ)である。

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 この頂上には登らず、左を巻いてゆくと、やがてポン沼と呼ばれている小さな池に出る。ここの左側は切り立った崖になっていて、右は緩斜面となっており、いわゆる非対称地形である。化雲岳のシンボルである化雲岩は遠くから望見でき、なかなか着かないことにやきもきさせられるが、やがてその姿を正面に見据えることができ、最後の登りを終えるとそこが化雲岳である。

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 「神の住む山」が遥か遠くに見える。

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 ここまで来ると、さすがに九時間歩き詰めの疲れが出てくる。しばらくは湿原保護のための木道が続き、ヒサゴ沼避難小屋(ここに泊まるのがふつうの行程であろう)への分岐を過ぎると岩石の多い下りとなる。このあたりから疲れのためか距離感が狂ってくる。1995mへの最後の登りを天沼付近の尾根の取り付き部の登りと勘違いしてしまう(全然距離がちがうのに・・)。「神々の住む山」は、なかなか近づかない。

 1995mへの急登を越えると、そこに待っていたのは、「神々の住む山」であった。

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 この場所からも、まだ旭岳がみえるのは、驚きである。

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 さすがに山頂へ寄っていく元気はなく、北沼からトラバースし、南沼キャンプ指定地でテントを張る。先客はテント四張り。

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2009年07月05日 13:15に投稿されたエントリーのページです。

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