本日の読了
十川幸司「来るべき精神分析のプログラム」講談社メチエ B
小熊英二「1968(上)」新曜社 B
十川氏の本書、本来なら新書などで出版する内容ではない。一般読者向けにやさしく書かれているものの、十川氏の新しい精神分析理論を述べた内容だからである。情動、感覚、欲動、そして言語の四つがオートポイエシス的に回路を形成している、というモデルは、魅力的にみえる。少なくともフロイトやラカンを踏まえているにしても、彼らの理論のように荒唐無稽には感じられない。これで臨床的に有用であるなら素晴らしいものではないだろうか。是非、続編を期待したい。
「1968」については、amazonのほうに書いた。どのレビューかは想像がつくと思うので、みてほしい。