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美濃・ジーキル博士とハイド氏

 さいきん、ゆえあって読書量が極端に減ってしまっているが。

最近の購入
 谷川雁「原点が存在する」講談社文芸文庫

最近の読了
 小島信夫「美濃」講談社文芸文庫 C
 スティーブンスン「ジーキル博士とハイド氏」光文社古典新訳文庫 B1

 小島信夫氏の作品はどれもある意味難解であるが、特にこの「美濃」、小説を本格的に読み込んでいるかたにとっては格好の作品であろうが、筆者のような日曜読者? にとっては、あまりに小説的であり、二度三度の反復を必要とするために、難解すぎる作品であった。
 「文学的には」とても興味深い作品だと思われます・・・・・

 「ジキルとハイド」のような有名作品、作品のあらすじだけが流布されていて、作品にとって決定的に重要な点が見過ごされていることはよくあるものだ。この作品でも、「薬品の力を借りてジキルとハイドを分離しようとした」という理解が俗説・・・世間で信じられている内容・・・だと思われるが、作品の正確な理解とはいえない。
 本作品を読む方、作者が設定したストーリーを正確に追うことが求められていると思う。たしかにストーリーは単純だが、その単純な筋を丹念に追ってゆき、作者の意図(モダニズムな文芸評論だな)を掴むようにしたい。

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2009年12月06日 23:23に投稿されたエントリーのページです。

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