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織田作之助

 このところ、通勤時間が短くなったうえに、自転車通勤をはじめて、おまけに自宅では自転車整備のための知識を仕入れるために、ほとんど本を読まなくなってしまった。十月からはいろんな意味で読書に費やす時間が多くなるだろう。

最近の購入
 フィリップ・ショート「毛沢東 ある人生(上)(下)」白水社
 宮本省三「リハビリテーション身体論」青土社
 ケン・ビンモア「ゲーム理論 一冊でわかる」岩波書店
 森嶋通夫「なぜ日本は没落するか」岩波現代文庫
 李良枝「刻」
 中上健次「水の女」
 椎名麟三「深夜の酒宴・美しい女」以上講談社文芸文庫

最近の読了
 織田作之助「六白金星・可能性の文学」岩波文庫 B1

 織田作之助はよく太宰治、坂口安吾とひと括りにされることが多く、また確かに彼はその二人の文学を高く評価している。ただ、彼の文学は、他の二人と明らかに一線を画した、というか、性格のちがうものになっている。それは、あくまで彼が「大阪」という土地に密着して作品を書き続けたことにあるように思われる。

 文芸評論的な読み方はいろいろあろう。しかし、あくまで一般読者として、筋を追うことを中心とする素人的な楽しみ方をする場合、作者の「目線の低さ」はこころ温まるものがある。たとえそれが小説作成のためのポーズに過ぎないのだとしても。
 

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2010年07月29日 21:42に投稿されたエントリーのページです。

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