クロスバイクのようにロード系とMTB系のパーツを混在させる場合、その他
1)リアディレイラーの引き量はロードもMTBも同じ。よって、シフターは共有できる。
2)フロントディレイラーの引き量は異なる。
3)ロードのブレーキ(キャリパー)とMTBのブレーキ(Vブレーキ)の引き量は異なる。よって、例えばドロップハンドル用ブレーキレバーを用いて、Vブレーキを制御する場合、
A)トラベル・エージェントという引き量を調整するパーツを入れる
B)TEKTROのRL520というVブレーキ用のレバーを用いる
4)ロードバイクではフロントのOLD(オーバーロックナット距離)は100mm、リアは130mm。MTBではフロントは100mmだがリアは135mm。その5mmの差で何が発生するか。
ロード用のボトムブラケットはJISならシェル幅は68mm。MTBの場合、73mmが標準で、68mmの場合、スペーサーを噛ませて対応する。
では、ロード用のクランク(BB)を、135mmのOLDを持つ後輪(スプロケット)と組み合わせたら? ロード(68mm)とMTB(73mm)のチェーンラインは約5mmだけ異なることになる。よって、理論的には前輪(チェーンリング)と後輪(スプロケット)の間に「ねじれ」が発生し、チェーンの回転はスムーズでなくなり、リアディレイラーの変速性能は落ちるはずである。
解決策は・・・ロード用のBBに、2.5mmスペーサーを二枚噛ませて、73mmのシェル幅としてチェーンラインを補正することである。しかし、その場合、クランクのシャフトの長さが足りないのではないか、という問題が発生する可能性がある。ロード用クランクのシャフトは、当然68mm(あるいは70mm)に合わせて作ってあるからである。5mm足りなくなるわけである。
実験してみた。正確には2.5mmではなく、1mmx2枚のスペーサーを、BBの両側に挟んでみた。4mmチェーンラインが広がり、BBの幅は72mmとなる。シャフトは4mmだけ短くなる。何とか、反対側のクランクアームは、シャフトに嵌まるようである。しかし、最後にはめる「フタ」が嵌まらない。しょうがないからこれはセロハンテープで貼り付けることにした(笑)。
5)ボトムブラケットおよびペダルのトルク管理について。東日のトルクレンチ、MTQL40Nを自転車のトルク管理に使っているひとは多いと思うのだが、このトルクレンチの欠点は、逆ネジに対応していないことである。
しかし、何とこのような方法で、逆ネジ対応にすることができるのだ。ヘッド部をよく観察すれば気付いたかもしれないが、なるほどね。。。
この方法、東日でもっと宣伝すれば、このトルクレンチもっと売れる気がする。なぜなら、自転車でトルク管理が必要な箇所で、逆ネジになっている場所が二つあるからだ。すなわち、ボトムブラケット(イタリアンは左右とも順ネジだが)とペダルである。MTQL40Nで逆ネジが使えるならば、他のトルクレンチは必要ない。それに気がついたのが本日で、あやうく逆ネジ対応のシグネットのトルクレンチを買い足すところだったよ。