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カストロ

 ポル・ポト、スターリン、毛沢東と来れば、次はこの人だろう(ヒトラーの伝記は読む気が起きない。フランコのそれはこの人を読んでからちょっと興味を惹かれた)。

最近の読了
 イグナシオ・ラモネ 「フィデル・カストロ(上下)」岩波書店 B1

 この本(インタビュー)の何が凄いかといえば、フィデルにとっては自らを語るということも、徹頭徹尾政治的な行為である、ということが伝わってくることだ。政治家になるために生まれてきた人間とは、彼のような人間にちがいない。それはスターリンにも毛沢東にも言えることではあるが。
 ここでのカストロの主張を100%受け入れるわけにはいかないだろうが、たしかにこんにちアメリカがキューバに経済制裁を科し続ける合理性は、ない。キューバ制裁に利権を持つフロリダ・マフィアが共和党(=ブッシュ弟)と強く結びついていることが、おそらくそれを止めることを困難にしているのだろう。そして、カストロの言う通り、アメリカはグァンタナモ収容所を廃止するだけではなく、基地そのものもキューバへ返還すべきだろう。
 それにもかかわらず、キューバの行為には容認できない部分があることは確かではある。彼にとっては体制の維持が至上の命題であり、それに益することは容認されるからである。
 ただ、それは、確かにアメリカからの攻撃を考えれば理解できなくもなく、むしろそこまでキューバを追い詰めた資本主義諸国もその責任を逃れられないだろう。
 あと、フィデルとゲバラとの関係についても微妙さが浮き彫りにされている。今のフィデルにとって、ゲバラは貶めるわけにはいかない、しかし賛美するわけにもいかない厄介な存在になってしまっているようにも思われる。本音ではあまりゲバラについては語りたくないのだろう。
 ソ連邦崩壊のあとでも微動だにしなかった(ようにみえる)キューバという国家に関心がある向きには見逃せない書物であろう。なお、筆者じしんは、次に読みたいと思っているのは、マルコス副司令へのインタビューであり、チトー元帥の伝記である。そう、シモン・ボリバルやケマル・アタチュルクもいずれ。

Venceremosさん

この非常時に一気に読んでしまいましょう。
個人的にはカダフィに対するアメリカ・EU軍の攻撃について、彼がどうコメントするのか気になりましたが、たぶん国民に発砲した時点で支持しないでしょうね。コメント聞けないのが残念ですが。

そうだ、この本買わないと。

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コメント (1)

カストロが好きで僕もその本を買いましたが、長くてまだ読了してません。。。
上下合わせるとけっこうなページ数になりますね

イグナシオ・ラモネさんもカストロさんの魅力をインタビューで上手く引きだてられていると思います。さすがはプロの記者ですね

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2011年03月03日 13:11に投稿されたエントリーのページです。

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