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大井川源流部への交通手段(自家用車を除く)その1

 南アルプス南部、具体的には塩見岳より南の地域に入山しようという際には、大井川を遡った林道(東俣林道)経由で入ることが多いだろう。具体的には、椹島(さわらじま)や二軒小屋といったむかしの集落が登山基地になっている。

 南アルプス南部は東海パルプの社有森がかなりの面積を占めている。すでに伐採は中止され、自然を保全するために東俣林道は畑薙第一ダムのやや上流側、沼平集落ゲートのところで一般車通行禁止になっている。ここから先に入ろうとすれば、徒歩あるいは自転車という手段しかない。東海パルプは東海フォレストという子会社を作って、山小屋やロッジを経営し、それらに宿泊するひとたちに限ってバス便を運行している。一般的にはこれを利用するのだが、それは畑薙第二ダムのやや上流側の駐車場からの発着となるので、ここまで何らかの方法で到達する必要がある。

 むかしは静岡駅から畑薙第一ダム近くの白樺荘までバス便があった。このバス便は今は廃止されている。その代わりに、しずてつジャストラインが運行する安倍奥の横沢までのバスを利用して、ここから井川地区自主運航バスを使って白樺荘まで入る方法を取ることができる。ただし、本日現在、横沢〜富士見峠間で崩落のため通行止めとなっており、このバスは運休となっている。
 もうひとつは大井川鐡道を使って終点の千頭まで入り、ここから井川線(南アルプスあぷとライン)に乗り換えて井川で降り、ここからタクシーを使う方法である。いずれにせよ、時間も費用もそれなりにかかる方法である。

 つまり・・・・・現在の日本の登山は、南アルプス南部に限らず、自家用車の保有がひとつの前提となっている。公共交通手段のみを使って入下山するのはかなり厳しい状況である。本当にこの現状でいいのだろうか。自家用車が生活に必須な地域はあるとして、現行のようにレジャーとしての自家用車の保有、使用を促進するような状況が、本当に日本や地球にとってよいかどうかは簡単に答えられる問題ではない、と思う。

>年間5000人近くの人間が自動車事故で亡くなり、その何倍もの人が重い障害を負っている現状を考えると、自家用車の台数は減らしていくべきでしょう

この提案に、ただちにNoと反応するのではなく、「人命尊重」ということを何よりも優先する文化、思想の元に文明を構築するという選択肢を人類は取れなかったのだろうか、と考えてみることも必要だろう、と思います。

原発問題についても、それだけを独立して取り上げるから非常に奇妙に聞こえるのであって、環境や健康を優先する思想が日本人のライフスタイルの中に定着し、その一環として原発廃止を唱えるのでないかぎり、実現はむずかしいのではないかとも思います。

>人命を何よりも大事にすれば、たぶん飛行機は発明されなかったのではないでしょうか。

飛行機だけではなく、おそらくわれわれはまったく別のライフスタイルを取っていたであろうと想像されます。そういう可能性があったということを排除しないで生きて行きたいものです。

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コメント (2)

ぼのぼの:

>自家用車が生活に必須な地域はあるとして、

田舎では、ボケかけた老人でも自家用車を運転しなければ生きていけません。

わたしは原付に乗っているので偉そうなことは言えないのですが、年間5000人近くの人間が自動車事故で亡くなり、その何倍もの人が重い障害を負っている現状を考えると、自家用車の台数は減らしていくべきでしょう。

しかし、政府はエコカー補助金という名目で自動車産業を支援し続けています。

自動車離れする若者は、地球にも人間にも、そして山にも優しいということです。

ぼのぼの:

>「人命尊重」ということを何よりも優先する文化、思想の元に文明を構築するという選択肢を人類は取れなかったのだろうか、と考えてみることも必要だろう、と思います。

人命を何よりも大事にすれば、たぶん飛行機は発明されなかったのではないでしょうか。

便利さや楽しさを追求していって、痛い目にあってから反省するというのが、人間なのでしょうね。

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2011年09月20日 12:37に投稿されたエントリーのページです。

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